私の会社にも社用車があり、各担当者が割り振られています。もちろん、傷やヘコミを付けたら始末書ものです。
ある日、私が担当している公用車を後輩社員が使って仕事に出ていました。後輩が帰社した途端、血相を変えて私のところに謝罪しに来たのです。
「すみません。トランクに大きな傷を付けてしまいました。」頭の中に始末書がよぎりました。ラッピングフィルムでレーシングライン施工を千葉県のカーフィルム専門店で見ました。赤いレーシングラインのラッピングフィルムは格好良かったです。
恐る恐る車に近づくと、確かに遠くからでもよく見える黒い筋がしっかり付いておりました。これはまずい事になったなあと思いつつ、「何でこんな所に傷が付いたのだろう」とも考えていました。後輩曰く「ドンという鈍い音が聞こえたため降りて見ると傷が付いていた」という事でした。
その時、希望の光が見えました。トランクの傷をもう一度見て確信。すぐに濡れ雑巾を用意し本人の前で拭きました。すると、その傷は跡形もなく消えてしまったのです。
実は、傷が付いたのではなく、鳥のフンが傷の様な形でトランクに付いていたのです。ドンという音は、フンを浴びた時の音でした。しかしこんな模様になるとは。
本人も納得して一件落着。でも大きな音がしたら焦りますね。